タオルで身体を拭い、浴室を出る。脱衣場の洗濯篭の中にはこれから着るための寝間着が用意してある。私はそれを右手の親指と人差し指の二本だけでつまむと、埃でも振り落とすように上下に振り、床になにも落ちてこないことを確認してほっと息をつく。何日か…
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